森を守ろう!オオタカやフクロウ、キツネのすむ豊かな森を           発行2018420

おおたかの森を守ろう54

おおたかの森トラスト こどもエコクラブ 埼玉県生態系保護協会所沢支部
359-0007 埼玉県所沢市北岩岡46-1 電話 090-3521-7747   メール ootakanomorihe@jcom.home.ne.jp   ホームページはおおたかの森トラストで検索を

所沢市・狭山市・川越市・入間市・三芳町・旧大井町に広がる武蔵野の平地林に「おおたかの森」と名付け、皆でお金を出し合って森を買う・借りる、そして豊かな自然を守り育てます。

くぬぎ山を守ろう・ 最後の武蔵野をこども達に

狭山市、所沢市、川越市、三芳町の市町境には、県内最大152㌶の武蔵野の平地林が拡がっていましたが、平坦地であること、ほとんどが民有地のため、伐採、伐根され、産業廃棄物処理施設や巨大な資材置き場、墓地等に姿を変えています。

2,004年「くぬぎ山地区自然再生協議会」が設置され行政と市民の活動が始まりましたが、県行政の対応は鈍く、201710月現在88㌶に減少しています。おおたかの森トラストでは、市民からの募金で3カ所を購入し保全活動を行っています。

所沢市域では、2012年「駒ケ原特別緑地保全地区」4.7㌶を指定し公有地化を進めています。

〈特別緑地保全地区〉は、地権者に開発規制を求める一方、土地の買い取り請求が認められているので、市町、県が土地を買い入れ、土地取得や管理等に国からの支援が得られ、自治体の緑地保全の熱意のバロメーターとも言われていますが、この制度を進めているのは、所沢市域だけです。

所沢市域の別緑地保全地区指定が拡大

所沢市では、平成24年駒ケ原特別緑地保全地区4.7㌶を指定し、保全を進めてきましたが、指定後もくぬぎ山地区の開発は進んでいます。

そのため、早急に所沢市域の特別緑地保全地区の指定を拡大し、みどりを保全する必要があるので、平成30年度は、6.4㌶の指定拡大を予定し、現在、手続きを進めています。そして、今後も引き続き指定を拡大していく検討がされています。特別緑地保全地区の指定には、地権者皆様のご理解が必要不可欠となりますので、何卒、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

ボランティア参加のお願い

☆おおたかの森ボランティア

季節を通して生態系が豊かになる様々な活動を各地域で行っています。

活動日:毎週月・木曜日 10時〜15       毎月第一日曜日 10時〜15
      午前中だけでもOKです。    集合:森の再生地 参加費無料   
持ち物:軍手、水筒、タオル、弁当
服装:汚れてもいい長袖長ズボン、帽子

☆鳩峰公園ボランティア        

4日曜日 9時半〜11時半  
集合:久米水天宮        
持ち物:軍手、水筒、タオル

☆こどもエコクラブ

おおたかの森トラスト・こどもエコクラブは、毎月第3日曜日に幼児から高校生を対象とした活動で、幼児は保護者同伴で参加できます。毎月活動場所が変わるのでお問い合わせ下さい。

社会福祉協議会のボランティア保険に加入するので事前に申し込み下さい。

保険料:510円 年会費700
活動日:毎月第3日曜日 10時~14
持ち物:弁当、水筒、軍手、タオル服装:長袖、長ズボン、帽子
7月は川に入れた炭の入れ替えです。

☆おおたかの森トラストで購入した土地

20184月現在 8ヶ所 21,003 

☆ご寄付のお願い

郵便振替口座 00150-1-769628
口 座 名   おおたかの森トラスト 

寄付金は税控除の対象です。    
購入した土地の登記と保全協定は
(公財)埼玉県生態系保護協会が行います。

◎小学校の体験授業

 生活科や総合的な授業の取り組みの中で、ノ
コギリ等を使いながら体験を通して生きものを
守り育てる大切さを学んでいます。

所沢市宮前小学校、所沢市北中小学校
所沢市西富小学校、狭山市立入間野小学校

 ◎中学校の職場体験

職場体験や社会体験学習の受け入れで、地域
の自然を守り育てる体験授業を行っています。

所沢市立美原中学校、所沢市立向陽中学校
所沢市立北野中学校、狭山市立中央中学校

 ◎幼稚園は森を元気にする手伝い

風の森狭山台みどり幼稚園(狭山市)は、豊か
な感性の育まれる幼児期に、身近な自然に目を
向け、仲間や保育者・ボランティアと一緒に活
動し、自然の営みを感じる事の出来る心を育て
たいと、毎月森を元気にするお手伝い中です。

◎学校ビオトープ

所沢市立清進小学校ビオトープは、1996年か
ら始まりました。一昨年、大きく育ったクヌギ
やコナラを切り戻したので地面に陽が差し込み、
下草が元気になっています。水辺でもセリやウ
リカワが青々としてクロメダカ、そしてオタマ
ジャクシも泳いでいます。
5月のプール清掃で
救出するヤゴの引っ越し先になり、やがてたく
さんのトンボが飛び立ちます。

 

所沢市立安松小学校ビオトープは、森と水辺と
ひょうたん池があります。森では丁寧にササを
刈っているので、キンランやギンランが咲き始
めました。プールにもヤゴの種類を増やすため
、水草の入った植木鉢が置いてあります。昨年はプール掃除で救出したヤゴからギンヤンマのような大きなトンボが飛び立ちました。
20182月、全国学校園庭ビオトープコンクールでは、直接、秋篠宮様に活動の様子を説明しました。

 
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