森を守ろう!オオタカやフクロウ、キツネのすむ豊かな森を           発行2019910

おおたかの森を守ろう  56

おおたかの森トラスト・こどもエコクラブ・埼玉県生態系保護協会所沢支部 

359-0007 埼玉県所沢市北岩岡46-1 電話 090-3521-7747   

メールmail@ootakanomorihe.sakura.ne.jp  ホームページはおおたかの森トラストで検索 

ありがとう 夏のボランティア体験2019

「夏のボランティア体験2019」は、所沢市社会福祉協議会が「一緒に参加しませんか?!」と夏休み限定の体験活動です。

おおたかの森トラストには、12日間で100名を超える小・中・高校生がトンボのための水辺の手入れ、カブトやクワガタのすみかつくり、外来植物抜き、フクロウの森つくり等に参加。

【いただいた感想】

◎暑い時は、大きな森の中は涼しいので、一本一本ハサミでササを刈っていると、枯れた木にコゲラが来て、エサを探しているのにも会えました。

◎伸栄小学校で伐りだしたイチョウの枝を杭棒にするため皮むきも、スルリとむけた時は楽しかったです。強い日差しの中をタマムシがブ~ンと羽音を出して飛んでくれてすごかったです。

◎森の再生地では、ボロボロになった椎茸ホダ木を積み上げて(写真)、お母さんカブトムシが卵を産めるようにしたので、来年もたくさんのカブトムシやクワガタが生まれると嬉しいです。


                                                ありがとう!皆でもらった「緑の都市賞・国土交通大臣賞」

昨年11月、眞子さまご臨席の元、表彰状をいただきました。平地林に「おおたかの森」と名付け、募金で土地を購入、借りて、豊かな生態系を次世代に引き継ぐため、「こどもエコクラブ」や幼稚園、小中学校の体験授業で活動の輪を広げる取り組みと行政との連携も高く評価されました。所沢市は、狭山丘陵だけでなく、くぬぎ山、北中の森、旧鎌倉街道沿い等平地林の公有地を進めてくれています。そこで藤本所沢市長に、受賞とこども達からのお礼も添えて、報告をしました。

一緒にボランティアをしませんか?生態系が豊かになる様々な活動です。

活動日:★毎週月曜日・木曜日 10時~15時 ★第一日曜日 10時~15時 午前中だけでもOK

集 合:森の再生地(所沢市北岩岡46-1) 参加費:無料

持ち物:軍手、水筒、弁当、タオル、 服装:汚れてもいい長袖長ズボン、帽子

くぬぎ山

狭山市・所沢市・川越市・三芳町にまたがる152haの広い平地林でしたが、産廃、資材置き場、墓地が増え、ダイオキシン問題でも有名になり、現在は88haに減っています。

所沢市は、20124.7haに駒ヶ原特別緑地保全地区を指定し公有地化を進め、2019年            に拡大、今後も引き続き指定拡大を検討してい

ます。この制度は地権者に開発規制を求める一方、土地の買い取り請求が認められています。この制度を進めているのは所沢市域だけです。
 

 「小さなトンボのビオトープ」所沢市立伸栄小学校

夏休み、正門右手のイチョウ3本を伐り、小さな樹木を抜いてビオトープ作業は始まりました。おおたかの森の「夏のボランティア」には、伸栄小や美原中の子ども達がたくさん参加していたので、声を掛けたら喜んで学校に来てくれました。暑い中、スコップで穴を掘り、池づくりや橋を架ける作業、切り出したイチョウの枝は皮を剥いて杭棒になっています。水草を植えるとギンヤンマが卵を産みにきています。これから木や草を植えて皆で育ててください。

狭山市風の森狭山台みどり幼稚園

1月から始まった「トンボのビオトープ」活動は、年少、年中、年長、スコップを使い、木を植え、草も植えました。春になると、大きなスコップを使い、子ども達だけで大きな穴を掘り、土は一輪車(猫車)で運び出し、広い池の中に階段をつけて形を整え、お父さんやお母さんの力を借りて、一番下に毛布を、次に防水シートを敷いて水草を植えて水を入れると、トンボがたくさん飛んできて、卵をうみ始めています。

 
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